最近人気のジャガーやジャズマスターをご愛用の皆様。

見た目はカッコイイし音も気に入ってるんだけど…、ちょっと強くピッキングすると弦がサドルから外れてイライラ(>_<;) ――なんて経験はありませんか？

ジャガーやジャズマスターは、ストラトキャスター等と比べてサドルにかかる弦のテンションが弱いので、楽器の構造上どうしても弦落ちしやすいと言われています。発売当時（1960年代）と比べ、細いゲージの弦を使用するプレイヤーが増えたこと、低めの弦高が好まれるようになったことなどもあり、現代ではもはや「改造して使うのが定番」と言ってもいいくらい、実は対処法が広く知れ渡っているのです！

このたび当店で新品ジャガーをお買い求めのお客様より定番改造の依頼を承りましたので、写真付きでその方法を公開しちゃいます！　特別な加工は必要ありませんので、ご自身でもドライバー１本でトライすることができますよ。

新たに用意するのは、↑ のパーツ、「バズ・ストップ・バー」です。

トレモロユニットの上部のネジ２本を外して…

バズ・ストップ・バーをネジで留めるだけ！　超カンタンです♪

さりげなくブリッジサドルも載せ替えている点にも注目してください。センターに溝切りされた、ムスタングタイプのブリッジに交換しています。今回はブリッジごと（サドル＋下の土台一式）交換したのでこれまたラクチン♪

この「ブリッジサドル交換＋バズ・ストップ・バー」の組み合わせこそが、ジャガー＆ジャズマスターの定番改造とされています。

Before/Afterの写真をご覧ください。

改造前 ↑ と比べて、改造後 ↓ のほうが、サドル頂点からの弦の角度が急になっているのが分かりますね。

これでテンショをかせぐことができ、なおかつサドルに溝もあるので、弦落ちを防止できるというわけです！　めでたしめでたし(^_^)b

今回紹介したパーツはいくつかのメーカーから出ています。価格も色々なので、ご希望に合うものを探してみてください。

なお、ブリッジを交換すると弦高やオクターブチューニングが変わってしまう場合がありますので、忘れず調整を。自力でセットアップするのは難しい…と思ったら、ぜひ当店へご相談ください。ESPギタークラフトアカデミー出身のわたくしが、アナタのお好みに合わせてバッチリ調整させていただきます！

LM商品＆ギターリペア担当：土橋