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つれづれSONGSコラム Vol.8|富士店
スタッフコラム|教室
オペラには様々な様式があります。
シリアスな内容を取り上げるオペラ・セリア、これに対して喜劇的な内容のオペラ・ブッファなどなど。
*有名なパリ・オペラ座。
そんな様式の中のひとつに、ヴェリズモ・オペラというものがあります。
ヴェリズモという言葉には現実主義という意味があり、庶民の日常や実際にあった事件などを題材に取り上げたものです。
現実感溢れるドロドロ劇、というのですかね。内容はズズーンと重いです。
ヴェリズモ・オペラの代表作と言えば、マスカーニ作曲の《カヴァレリア・ルスティカーナ》でしょう。
間奏曲は、聞いたことがあるという方も多いはず。
今回紹介したいのはカヴァレリア~とともに、
ヴェリズモ・オペラの代表作と言われる《道化師》から「衣装をつけろ」という一曲。
まずは作曲者のレオンカヴァッロのご紹介。
レオンカヴァッロ(1857~1919) イタリアのオペラ作曲家。ヒゲがピーンと尖っているのが特徴的。
オペラ《道化師》は1865年に起こった事件がもととなっています。
判事だった彼の父親が担当した事件で、それをヒントに作曲したと言われています。(諸説あり)
旅回りの座長、カニオは道化師でした。
カニオには一座の女優のネッダという妻がいましたが、彼女は嫉妬深い夫に嫌気がさしていました。
ネッダは村の青年のシルヴィオと愛人関係で、その現場を見てしまったカニオは激怒します。
それでも胸の中の悲しみ、憎しみにフタをして、道化師として舞台に立ち、人々を喜ばせなければならない...
という場面でカニオによって歌われるのが「衣装をつけろ」です。
テノール歌手のレパートリーとして、単体で歌われることも多いこの曲。
マリオ・デル=モナコのバージョンです。
本当に素晴らしいですね。
歌い終わってすぐ、まだ後奏は続いているのに拍手が起こるのも分かります。
この後、芝居が始まるのですが、その内容が現実と似通っていて、
カニオは演じているうちにこれが芝居なのか、現実なのかという境目が分からなくっていきます。
その迫真に迫った演技に観客たちは大喝采を送りますが、
カニオはその場にいた妻ネッダとその愛人シルヴィオを刺し殺してしまいます。
悲鳴をあげる観客たち。カニオは呆然として手にしていたナイフを落とし、最後に一言つぶやきます。
「喜劇は終わりました」と。
そんな訳で、とってもシリアスな内容です。
プロットもさることながら、楽曲が本当に素晴らしい。舞台のDVDなども発売されていると思うので、ぜひ。
機会があれば生で聴いてみてくださいね。
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