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雨の日にぴったりの曲【曲語りシリーズVol.5】|富士店
おすすめ楽譜
梅雨になってジメジメした日が多くなりましたね。人にも楽器にもつらい時期です...。
少しでも気分を変えたいと思ったので今回は「雨がモチーフの曲」について書いてみようと思います!
C.ドビュッシー作曲 〈雨の庭〉
1曲目はC.ドビュッシー作曲≪版画≫より第3曲〈雨の庭〉です。フランスの童謡が引用されているそうです。細かいアルペジオが庭の木に降り注ぐ雨を表現しています。
私がこの曲を聴いた第一印象は「思っていた雨と違う...」でした。
皆さんは「雨」というと、どんな雨を想像しますか?
私はしとしと降る静かな雨を想像しがちなんですが、この〈雨の庭〉は「降り注いでる」感じがしました。
わりと強め...と思っていたら少しずつ明るくなり、最後には雨が上がって晴れ間が覗くような曲です。
さまざまな出版社が楽譜を出版しているので、手に入りやすい楽譜かなと思います。
オススメはこちらの音楽之友社から出ている楽譜。弾きやすい運指やペダリングが記載されています。
F.ショパン作曲 〈雨だれ〉
正式名称は≪24の前奏曲集≫より〈前奏曲第15番変ニ長調〉。〈雨だれ〉は通称になります。
こっちはしとしと系です。途中雨脚も強くなり、不穏な空気が漂いますが、最後には静かに雨が止むような曲です。
〈雨だれ〉は同じ音が連続して継続的に鳴っているのが特徴です。雨が一定にずーっと降っている感じが静かな曲の中でもしっかり感じられます。
≪24の前奏曲≫は24曲全てが違う調で書かれており、これはショパンが敬愛するバッハの≪平均律クラヴィーア曲集≫からヒントを得て作られたと言われています。
ちなみに〈雨だれ〉は≪24の前奏曲≫中最も演奏時間が長いそうです。
長いと言っても思わず聞き入って時間を忘れてしまいますが...。繊細な表現はさすが「ピアノの詩人」といったところです。
有名曲だけあり、アレンジ楽譜も出版されています。
こちら日本のジャズピアノ開拓者の藤井英一さんによる、ジャズアレンジ楽譜です。
これはショパンの曲オンリーですが、シリーズ化してますので、他の曲集もご興味あればぜひお手に取って見てみてください!
ミュージカル映画≪雨に唄えば≫
こちらはちょっとクラシックから離れまして映画音楽です。1952年公開の『雨に唄えば』の主題歌で、俳優さんが土砂降りの中歌って踊るシーンが有名な曲ですね。
俳優の主人公が恋に舞い上がっている気持ちが歌からも踊りからも分かる曲です。もう見るからに、聴くからに楽しい歌です。気分がいい雨の日はこれを聴いて帰りたくなります。
この『雨に唄えば』はいろいろな映画作品にも影響を与えており、オマージュやパロディが多数存在しています。今でも愛される名曲といっても過言はないんじゃないでしょうか。
楽譜はこちらのピアノ&ボーカル楽譜なので弾き歌いができます。薄いので開きやすいのもメリットかと思います。
さらにMUMAというヤマハの楽譜購入システムだと1曲から購入できます。詳しくはスタッフまでお問合せください。
今回は雨にまつわる曲について書いてみました。憂鬱な雨の日も音楽で気分を変えてみてはいかがでしょうか(^^♪
担当:赤池
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