アコースティックギター・エレキギター?何が違うの?|SBS通り店

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ギターを始めたいけど、アコースティックギターとエレキギターって何が違うの?どっちから始めたほうがいいの?と悩んで中々手が出せない…これは実際に来店してくださるお客様からもよく聞かれるお話です。音の違い?見た目?もちろんそれもありますが、実はこの2つ、歴史からして全然違う生き方をしてきたんです!
(以下、アコースティックギター=アコギ/エレキギター=エレキ省略)

アコギとエレキの違いざっくり5選

歴史の話に入る前に、まずはアコギとエレキの違いをざっくり5つにまとめてみました!

↑アコースティックギター

↑エレキギター

見た目が違う!
アコギ→ボディが箱のように空洞になっていて、厚みもしっかり。真ん中に大きな穴(サウンドホール)が開いている。
エレキ→ボディが薄く、ほとんどが中身が詰まったソリッドボディ。サウンドホールはないが、代わりにピックアップという弦の振動を電気に変える装置が並んでいる。
音の出し方が違う!
アコギ→ボディが空洞になっているため、弦の振動をボディで増幅させ大きな音を出す。
エレキ→ボディは中身が詰まっているため、弦の振動をボディで増幅することはできない。アンプというスピーカーのようなもので、弦の振動を電気振動に変えて大きな音を出す。
音量・音色が違う!
アコギ→何も繋がなくてもそこそこ大きい。ナチュラルで温かみがある音。歌の伴奏などにぴったり。
エレキ→アンプがないと小さい音しか出ない。歪ませたり、煌びやかにしたり、表現の幅は無限大!
重さが違う!
アコギ→中身が空洞なので軽い
エレキ→中身が詰まっているので重いものも多い。個体差あり。
必要なものが違う!
アコギ→単体でも十分演奏が楽しめる
エレキ→ギター本体、シールド、アンプの3つが最低限必要。

こんな感じで、同じギターでも違う点が多いアコギとエレキ。次はこの2つの楽器を歴史的な観点から見てみましょう!!

アコースティックギター

~古くから世界各地を旅してきた”吟遊詩人タイプ”~
ギターの歴史はなんと紀元前から始まっています!古代ギリシャで太陽神アポロンが弾いていたとされる楽器キタラや、古代エジプトの壁画にも描かれているウードやビウエラが祖先と言われています。そこから各地に渡りヨーロッパではリュートやバロックギターとして、中国ではピパとして、日本では琵琶として、それぞれ進化を遂げます。

キタラを持つアポロン


そこからさらに18世紀~19世紀頃、ヨーロッパにクラシックギターが広がり人気を集めます。しかし、ここで問題となったのは”音量”でした。当時はナイロンやガット弦が主流だったため、ソロで演奏する分には問題なかったものの、ほかの楽器と演奏するには音が小さすぎました。


そして遂に19世紀後半、ドイツからアメリカに渡ったマーチンによってスチール弦のギターが誕生します。スチールを用いることによって、ナイロンやガット弦のギターに比べて、パワフルで豊かな音を奏でることが可能になりました。これがまさに今日のアコースティックギターの始まりとされています!!

Martin D-18 modell, 1979


つまりアコギをキャラにするとこんな感じ…
・長い歴史を持つ長老
・世界各地を旅してパワーアップ!
・世界各地に親戚や先祖がいる

フォーク、弾き語り、シンガーソングライター…人の声と相性がよく、一本でも大活躍できるのがアコースティックギターの魅力ですね♪

エレキギター

~もっと大きく!もっと強く!テクノロジーとともに成長した主人公タイプ~
長い歴史を経て生まれたアコースティックギターに比べ、エレキギターの歴史は最近始まったばかりです。クラシックギターに比べ、音量が大きくなり、フォークソングやカントリーソングのお供として浸透していったアコースティックギターですが、大編成のバンドで使うにはまだ音が埋もれてしまい、さらに大きな音が鳴るギターが求められていました。そんな中、1930年代、アメリカのハワイアンブームに乗って一儲けしようとジョージ・ビーチャムが開発したのがフライング・パン。名前はあの調理器具のフライパンに似ていたことからそう名付けられました。これは弦の振動を電気振動に変換して増幅する”ピックアップ”というものを用いており、エレキギターの先駆けと言われています。

リッケンバッカー・フライング・パン

フライング・パンが登場したことにより、その技術をスパニッシュギターに応用し、ギブソン社からES-150というギターが1936年に発売されます。有名なジャズギタリスト、チャーリー・クリスチャンが演奏した影響もあり、商業的に成功した最初のエレキギターと言われています。しかし、このギターは従来のギターと同じく、空洞のボディを持っていたため、ハウリングが発生しやすいのが欠点でした。

チャーリー・クリスチャン

1949年、フェンダー社がソリッドボディ(空洞ではなく中身が詰まったボディのこと)のギター、エスクワイヤを開発します。これによって従来品よりさらに音響が良く、ハウリングが起きにくいギターが普及していきます。その後1950年代のロックンロールの流行とともにエレキギターはどんどん人気になっていきます!

フェンダー エスクワイヤ

つまりアコギをキャラにするとこんな感じ…
・テクノロジーの進化が生んだ超新星☆
・電気の力でパワフル!
・ハワイアンから生まれ、今ではロックンロールの代名詞!!

アコギの自然な音とは真逆の存在。ほかの楽器に負けないパワフルな音で、バンドをバックにソロだって弾けちゃいます!

結局どっちがいいの?

実はどっちでもいいんです!!ギターを触ったことがない人ほど、「どっちが難しい?」「どっちが初心者向き?」と悩みがち。アコギもエレキも同じギターでも全く違う歴史、良さを持っています。必要とされるスキルも、活躍の場も異なるので、比べようがないんです!!なのでギターを始めたいと思っている方は、最初はとにかく勘で、どっちが好きか、どっちがワクワクするかで決めてみませんか?

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 個人   スタンダード 平日¥14,850 土日¥15,620
      アドバンス  平日¥15,950 土日¥16,720

まとめ

今回はアコギとエレキの歴史を掘り下げてみました!歴史を紐解いていくと、どちらもよりかっこよく、より良い音を!という向上心を元に生まれた楽器でしたね。
あなたはアコギとエレキ、どっち派でしたか?ぜひ、ギターの世界に一歩踏み出してみてくださいね!!

担当:間瀬


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